【衝撃】昔の人は洗濯に「尿」を使っていた!?人類と汚れの壮絶な戦いの歴史
はじめに:スイッチ一つで洗える「奇跡」に感謝を
こんにちは! 今日も元気にコインランドリーで洗濯機や乾燥機が回る音を聞きながら、ふと思いました。
「もし今、洗濯機がなかったら、私たちはどうやって服を洗うんだろう?」
ボタン一つで給水から脱水、乾燥までやってくれる現代。これ、実は人類の歴史から見ると「ここ数十年で起きた奇跡」だってご存知でしたか?
今回は、洗濯のあまりに過酷な歴史を知って「その時代には生まれたくない…」と震え上がった私が、世界の(ちょっと引くぐらい過酷な)洗濯の歴史をご紹介します。
これを読めば、今日の洗濯が少しだけ楽しくなる……かもしれません。
第1章:古代ローマの洗浄剤は、なんと「熟成させた尿」
まずは古代ローマへタイムスリップ。 ローマと言えば、テルマエ(公衆浴場)があるくらい「清潔好き」なイメージがありますよね。白いトーガ(一枚布の服)を優雅に着こなす彼らですが、あの白さを保つために使っていた洗浄剤。
それはなんと、「人間の尿」でした。
なぜ「尿」なのか?(真面目な科学の話)
実はこれ、理にかなっているんです。 尿を放置して発酵させると、「アンモニア」が生成されます。このアンモニアは強力なアルカリ性。 現代の洗剤にも含まれるアルカリ成分は、皮脂汚れ(酸性)を中和・分解し、さらに漂白効果もあります。
つまり、ローマの人々は「天然のハイパワー漂白剤」として、尿を活用していたのです。
街中には尿を集めるための壺が置かれ、業者がそれを回収し、洗濯職人(フッロ)が衣類をその液体に浸して、足で踏み洗いをしていました。 今の時代にそんな方法で洗うとしたら……想像するだけで恐ろしいですよね。

とにかく、「汚れを落としたい」という執念が、現代の化学(アンモニア)に繋がっていることだけは確かです。
第2章:中世ヨーロッパ「水は毒だ!洗うな、香れ!」
時代は進んで中世ヨーロッパ。 ここで洗濯事情は大きく変わります。黒死病(ペスト)の大流行です。
当時の人々はこう信じていました。 「水に濡れると毛穴が開き、そこから病気が入ってくる」
そのため、お風呂はもちろん、「服を水で洗う」こと自体が恐怖の対象になってしまったのです。 では、どうやって清潔を保っていたのか?
作戦1:下着(リネン)に汚れを吸わせる
豪華なドレスやベルベットの上着は一生洗わないこともありました。その代わり、肌に直接触れる「リネン(麻)のシャツや下着」を頻繁に取り替え、「体の汚れは全部下着に吸わせる」という方法をとりました。 リネンは煮沸消毒(グツグツ煮る!)が可能だったので、下着だけは清潔を保っていたようです。
作戦2:悪臭は「香り」で殴り倒す

洗わない上着はどうしても臭くなります。そこで発達したのが「香水」や「ポプリ」です。 汚れを落とすのではなく、「もっと強い匂いで上書きする」という力技。 ラベンダーやローズマリーを衣装箱に入れたり、強い香水を振りかける文化は、実は「洗えない苦肉の策」から生まれたんですね。
もし中世の舞踏会にタイムスリップしたら、その「体臭と香水の混ざった強烈な匂い」に、現代人は気絶してしまうかもしれません。
第3章:日本の江戸時代は「SDGs」の最先端
一方、私たちの住む日本はどうだったのでしょうか? 日本は水が豊富なので、「洗わない」という文化はありませんでした。 江戸時代の庶民が洗剤代わりに使っていたもの。
それは「灰汁(あく)」です。
かまどの灰+水=アルカリ洗剤

かまどで薪を燃やして出た「灰」。これを水に浸すと、上澄み液が強いアルカリ性になります。 これが石鹸の代わりになりました。
- たらいに灰汁と洗濯物を入れる。
- 足で踏み洗いをする。
- 川ですすぐ。
- 天日で干して紫外線殺菌。
これ、現代で言うところの「セスキ炭酸ソーダ」や「重曹」を使った洗濯とほぼ同じ原理です。 しかも、使い終わった灰は肥料として畑に撒かれる。 完全な循環型社会(SDGs)が、江戸時代の洗濯板の周りには完成していたのです。 日本の「もったいない精神」は、洗濯文化にも根付いていたんですね。
第4章:19世紀「洗濯は重労働という名の筋トレ」
時代が下り、19世紀の産業革命期。 この頃になると、ようやく固形石鹸が登場し始めますが、まだまだ高級品。庶民の洗濯は「煮る・叩く・絞る」の肉体労働でした。
当時の主婦や洗濯女たちのルーティンはこうです。
- 水汲み: 川や井戸から何十キロもの水を運ぶ。
- ボイリング(煮沸): 巨大な鍋でグツグツ煮て殺菌。
- ごしごし洗い: 洗濯板で繊維が擦り切れるほど擦る。
- 絞る: 脱水機なんてないので、腕力でねじり絞る。

これを家族全員分、毎日あるいは週に一度まとめて行うのです。 欧米では月曜日が洗濯の日とされることが多く、あまりの辛さに「ブルー・マンデー(憂鬱な月曜日)」と呼ばれたとか。

今の私たちがジムで筋トレしている横で、昔の人は「洗濯」だけでマッチョになれたかもしれません。
現代:そして「コインランドリー」へ
こうして歴史を振り返ると、現代の洗濯環境がいかに恵まれているかが分かります。
- 尿を集めなくていい(アンモニア配合の洗剤がある!)
- 病気を恐れなくていい(清潔な水がある!)
- 重い水を運ばなくていい(水道がある!)
- 手で絞らなくていい(脱水機がある!)
そして今、家庭用洗濯機では洗いにくい「大物」や、乾きにくい日の「乾燥」にとって、コインランドリーは頼れる強い味方になっています。
歴史の最先端としての「コインランドリー」
かつてローマ人が求めた「白さ」、中世の人々が求めた「香り」、江戸の人が求めた「清潔さ」。 これら全てを、スマホ片手にコーヒーを飲んでいる間に、機械が仕上げてくれる。

コインランドリーの乾燥機が回っている時間は、人類が数千年かけて勝ち取った「自由な時間」なのです。
……なんて言うと大げさでしょうか?(笑)
でも、次にコインランドリーでふかふかのタオルを取り出した時、その清潔さといい香りが、いつもより少しだけ尊く感じられそうです。

